37のグループ会社に対して、すべての財務システムを整合させるための複雑な展開。

Oracle Platinum Partner

2022 年 05月 21 日

日本アタウェイ株式会社

顧客: 国内大手エネルギー系グループ会社37社
顧客規模: 1,500名(連結)
プロジェクト: グループ37社 Oracle Cloud導入プロジェクト
スコープ: Oracle Cloud ERP(Financials、管理会計)

役割
国内大手グループ会社37社へのOracle Cloud 導入プロジェクトにおいて、Financialsモジュール導入コンサルタントとして参画。
要件定義から本稼働、稼働後のハイパーケアまでリードコンサルとして幅広く支援した。

課題/チャレンジ
37社を対象とした要件定義が困難を極めた。現行では各社が異なる運用を行っていたため、各社の要件を整理・理解したうえで、できるだけ標準化した形で新システムの要件に落とし込む必要があった。
また、クライアント側のリソースが十分確保できず、遅延が発生する場面もあった。

どう解決したか
まず現行システムに応じて37社をグループ分けし、グループ毎にメイン会社を決め、メイン会社を基に要件定義を進めた。この手法により、十分な網羅性を担保しつつ効率的に全体の要件を整理することができた。同時に、一部業務の見直し、ワークフローやマスタ管理の統一を推し進め、新システム移行をきっかけとした業務の標準化を実現した。
また、クライアントとはデイリーでミーティングを開催し、タイムリーな進捗・課題共有を行うことでクリティカルな遅延を防止した。時にはクライアントタスクを巻き取ったり、作業効率アップのためツールを作成したりするなどし、顧客のリソース不足をカバーした。

どう顧客を成功へ導いたか
クライアントの伴走者となることを意識した。稼働直前の負荷が高い状況下でも、最後までクライアントともに手を動かしながらチームー一丸となりプロジェクトを遂行した。結果、リソースが限られる中でのオンスケ稼働を迎えることができた。さらに、レクチャーやドキュメント化によりクライアント内でナレッジを蓄積できたことで、最終的にはクライアント自身が自走できる状態を実現した。
今回の新システム導入により、これまでグループ会社でバラバラになっていたデータが一元管理され、よりタイムリーな業務・分析が可能となることが期待される。

 

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弊社では、会計・サプライチェーン・人事業務へのERP導入コンサルティング、プロジェクトマネジメント・チェンジマネジメント支援を提供しておりますので、コンサルティング内容についてぜひお気軽にお問い合わせください。
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