米国を拠点とする子会社の財務およびサプライチェーンへの導入

顧客: 国内大手電機機器メーカー
顧客規模: 25,000名
プロジェクト: SAP Business ByDesign US子会社導入
スコープ: 経理、サプライチェーン

役割
US導入ベンダーによる海外子会社へのSAP Business ByDesign（以下ByD）導入において、AtawayはByD導入サポート及びPM/PMOとして参画。自身はByD導入サポートコンサルタントとして、システム・業務両面において顧客である日本本社とUS導入ベンダーのブリッジを担った。具体的には、ベンダーの設定定義書への記入、テストシナリオ作成、トレーニングなど業務知識が無いとできない作業を行った。

課題/チャレンジ
USベンダーはシステム観点重視の導入方法を取っていたため、顧客の業務要件が取り残される状況であった。特に課題管理では、進捗を優先する余り、解決していない問題も曖昧なままクローズしようとする姿勢が強かった。一方顧客はシステム知識不足により、問題の業務への影響度を測りかねており、このままでは稼働にむけたシステム構築に重大なエラーが発生しかねない状況であった。

どう解決したか
そのような状況を改善するため、AtawayByDチームはUSベンダーと顧客のブリッジとして、ひとつひとつのシステム問題が、顧客業務へどのようにインパクトをもたらすか説明し、その一方USベンダーへは問題解決の重要性を説き、一つ一つを着実に且つ迅速に解決していった。その結果、Ataway ByDチームは顧客からより信頼を寄せられるようになり、導入がより効率的・効果的に進められるようになった。
また、USベンダーではできなかった業務フローに則ったユーザートレーニングを実施することで、顧客のシステム知識を補うことができた。

どう顧客を成功へ導いたか
システムベンダーだけではできなかったであろう「顧客業務へ寄り沿ったシステム導入」が実現でき、大きなエラーも無く予定通り稼働を迎えることができた。稼働までに業務に則ったオペレーションができるようにサポートしたことについても、顧客から高評価を得られ、顧客が納得する形で稼働できて良かったと思った。
今回のプロジェクトでは、海外と日本での導入スタイルや期待値が違うこと、そのギャップを埋めるAtawayのサービス価値を更に高めていきたいと思った。

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